こんにちは。KAORUです。
私は公務員を退職してから5年半ほど会社員をしていましたが、悩みに悩んだ結果フリーランスになりました。
この記事では子育て中にフリーランス転身した理由や経緯など、
私のリアルな体験談を書いていきたいと思います!
今の仕事や働き方に疑問を感じていたり、フリーランスって実際どうなの?と
思っているママの参考になったら嬉しいです。
フリーランスになった理由
私がフリーランスになった理由は、大きく次の三つです。
- 育児と仕事の両立が難しいから
- 仕事内容と働き方に疑問を感じたから
- 会社員ではできないことがやりたいから
育児と仕事の両立が難しいから
私は当時IT企業でフルタイム正社員として勤務していましたが、正直育児と仕事の両立はできていませんでした。
片道1時間の通勤・8時間のフルタイム勤務では、平日帰宅後に子どもの話を聞く余裕はほぼありません。帰宅後は息つく間もなく食事に入浴、家事をこなして倒れるように子どもと布団へ入る。そして朝も遅刻ギリギリの起床、ダッシュで保育園に子どもを送り届けて何とか出勤という毎日。
保育園から「朝から少し疲れている様子なのでもう少し就寝時間を早めてください」と言われてしまったこともあります。
夫も家事育児に参加していて決してワンオペという状況ではありませんでしたが、私自身も常に疲労でグッタリしてました。
正直この頃の記憶はかなり薄いです…
子どもの様子に気を配れず、今しかない可愛い姿も十分に感じられない。その上自分の体調は良くない。この状況はもう育児と仕事の両立はできていないなと感じました。
仕事内容と働き方に疑問を感じたから
あまりに時間に追われる生活に、そこまでして今やっているこの仕事は私が本当にしたい仕事なのか?と考えるようになりました。
産休育休を経て復帰した仕事の内容は、産休前とは全く違うもので知識の少ない分野。
残業無しなどの勤務条件を重視しての復帰だったので、仕事内容が希望に沿わないことは承知していたのですが、必死に勉強しながら何とかついていく仕事はかなりしんどかったです。
会社員でいることのメリット(安定した収入の確保、もし2人目ができた時の産休育休etc…)を分かってはいても、もうこの仕事を続けるのは難しいなと感じました。
会社員ではできないことがやりたいから
私が本当にやりたい仕事とは何なのか?
それは「イラストレーター」です。
幼少期から絵を描いたり物作りをしたりとクリエイティブなことが大好きで、学生時代は美大に憧れていました(密かに)。
結局は安定志向で公務員、その後は会社員となりましたが、育休中に趣味でインスタグラムにアップしていたイラストをきっかけに企業からお仕事をいただいたことがありました。それから会社員時代に少し副業としてイラストレーター活動をしていたので、いつか本業になったらいいなという思いが頭の片隅にあったのです。
どうせやるなら自分の1番好きなことをしよう!
そんな思いでイラストレーターを本業にすることに。
イラストレーターとして会社で働くこともできなくはないですが、私の描くイラストのテイスト、経歴、私の望む働き方を叶えるにはフリーランスが一番最適だと思ったのでフリーランスのイラストレーターとして活動することに決めました。
フリーランスになるにあたっての心配事
フリーランスになると言っても、そう良いことばかりではなく心配な点もありました。
収入が不安定
会社員時代は毎月ある程度安定したお給料をもらえていましたが、フリーランスになれば収入は不安定です。
フリーランスが得られる収入は働いた分だけ。仕事がなければ収入はありません。
しかも私の場合、最初のうちはおそらく収入ゼロが予想されました…
…さてどうするか?
私の場合は夫と協議し、しばらくは夫の収入で生活することにしました。
我が家では出産をきっかけにもしかしたら育児で私が働けなくなる日が来るかも、と想定してなるべく夫の収入でやりくりする生活をしていました。そのため私の収入が無くなることは想定内といえば想定内のことではありました。
収入が不安定なのはフリーランスには切っても切り離せない点ではありますが、しばらくは家族の協力を得たり、退職前に副業として継続的な仕事を確保しておくなど、事前の準備でカバーすることはできますね。
子どもは保育園に通えるのか
子どもは私の育休復帰後から認可保育園に通っていました。フルタイム会社員の状況で入園し、フリーランスに転職した場合はそのまま保育園に通うことはできるのか?
結論、継続して保育園に通うことができました。
私の住む自治体では、勤務時間がフルタイム会社員と同等であれば継続は可能のようです。
全国一律という訳でなく住んでいる場所によると思うので、転職の可能性がある際はなるべく早めに保育園継続の条件を自治体に確認しておくことをおすすめします!
実際にフリーランスになって感じたメリット
仕事の裁量を自分で決められる
その日にやる仕事の内容や時間などのスケジュールをすべて自分で決めることができます。
仕事の合間に家事や用事を済ませることも可能です。
早起きできた日には子どもが起きる前に仕事をしたり、仕事が立て込んでいる時は寝かしつけ後に仕事をすることもできるので、育児中の身には働きやすいなと感じています。
仕事の裁量に加えて場所なども自由に決められるのは、フリーランス最大のメリットだと思います。
自分のやりたいことができる
私はイラストレーターとしてフリーランス生活をスタートさせましたが、ハンドメイドアクセサリーの制作販売も行っています。
自分のやりたいことが自由にできるので、仕事がとても楽しく充実したものになりました!
月曜日が憂鬱じゃないし、もう金曜日か〜早いなあと思う余裕さえあります。
興味のあることにどんどん挑戦していけることは、フリーランスの強みだと思います。
平日の用事や通院に柔軟に対応できる
先述したように仕事に関してすべて自分で決められるので、役所の手続きや通院などのスケジュールが組みやすいです。
子どもがいると避けられない子どもの体調不良による急なお休みや保育園からの呼び出しにも柔軟に対応できるので、心の余裕につながります。
フリーランスのデメリット
収入が不安定
何事もそうですが、初めはゼロからのスタートです。
私は副業としてちょこちょことイラストを描いていましたが、安定した継続案件はなかったので開業直後の収入はゼロでした。
フリーランスは働いた分だけ収入を得られるかわりに、仕事を得られなければ収入が途絶えてしまいます。
現在は不定期ながらイラストやハンドメイドの収入がありますが、会社員時代の給料にはまだ届いていません。体調不良で仕事が出来なかった期間の収入はゼロです。
フリーランスが安定した収入を得るには、定期的な仕事を獲得する必要があります。
メリハリがつけにくい
仕事の裁量やスケジュールを自分で決めることができるフリーランスですが、その分オンオフのメリハリがつけにくいです。
自宅が職場なので、休日家でゆっくりしていてもつい仕事のことを考えてしまいがち…
今日やることはこれだけ!とTODOリストを作るなど自分なりのメリハリをつけることをおすすめします。私は外出する予定がなくても部屋着から仕事用の服に着替えて、仕事のスイッチを入れます!
産休育休制度がない
会社員であれば産休育休の取得、育児休業給付金をもらうこともできますが、雇用されていない労働基準法対象外のフリーランスには産休育休の制度がありません。
出産した場合、休んでいる期間の収入はゼロです。そしてすでにお子さんがいてフリーランスになった場合は、その後2人目以降の出産による復帰時期によっては上の子の保育園退園ということになりかねないので要注意です。
私の場合、もし2人目を出産した場合は産後2ヶ月で復帰しないと1人目は在園資格を失い保育園を退園することになります。
産休育休制度がないことを踏まえて、事前に役所に保育園継続の条件など確認しておき産後はどうするのか考えておきましょう。
まとめ
私はフリーランスという働き方を選んで本当に良かったと思っています!
自分の好きなことに取り組めているので、日々のストレスが減り心穏やかに過ごせています。
育児をする上で自分のメンタルが保てているのはメリットだと思います。
公務員、会社員、フリーランスと経験してみて、世の中には思ったより色々な働き方があるなあと感じました。
それぞれメリットデメリットはありますが、今の私のような働き方もあります。
もし今の仕事が合わないなと疑問を感じたら、もっと自分に合った働き方を模索してみてはいかがでしょうか。
この記事が参考になったら嬉しいです。