公務員を辞めたいんだけど中々踏み切れなくて、、、
え〜どうして?
安定した仕事を手放したら後悔するんじゃないか、
退職後の人生がどうなるのか不安で、、、
安定した職業と言われる公務員ですが、「辞めたい」と思っている人は少なくありません。
私も悩んだ末、3年間勤めた国家公務員(税務署職員)を退職しました。
その後ITベンチャー企業で5年半勤めた後、現在はフリーランスです。
公務員を辞めたら人生終わりって本当?
公務員を辞めたいと思ったらどうすればいい?
そんな疑問や悩みにお答えします!
公務員を辞めたらどうなった?
結論、毎日充実して楽しいです!
体調が良くなった
やりたくない仕事をするストレスがなくなったら体調が良くなりました。
公務員時代は毎日胃が痛くて、急性胃炎になったこともあります。しかし退職後は嘘のように胃痛を感じなくなりました。快適!
体調が良くなると物事を前向きに考えられます。
心身の健康って大切。
民間企業に転職し新しい世界を見た
公務員退職後に転職したITベンチャー企業では、いかに無駄を省き効率良く顧客に良いサービスを提供できるか考えながら仕事をしていました。
利益を求める民間企業なら当たり前のことですが、慣習重視で何をするにも手続きばかりの公務員をしていた私にとっては新しい世界に見えました。
極端に言えば公務員は仕事ができない人間でもクビにはならない。民間企業の場合は利益を出すことが目的、つまり利益が出せない人間はクビになる。
民間企業では常に主体的で新たな視点を持ち続けなければいけないな、と背筋が伸びる思いがしました。
公務員を辞めた理由
私が公務員を辞めた理由は、大きく次の二つです。
- 他にやりたいことがあったから
- 仕事内容が合わなかったから
他にやりたいことがあったから
もともとイラストを描いたりデザインを考えるのが好きだったことや、高校時代に情報を学んでいたこともあり、当時webデザインに興味を持っていました。
いつか仕事にしてみたいなと思いながら、通勤時間や休日にwebサイトを作ったり色彩検定2級を取得しました。
将来のためにと思いながら自分の好きなことをコツコツやっていると仕事の辛さも少し紛れます。
仕事内容が合わなかったから
税務署では主に法人税の税務調査を担当していました。
これがまあ〜合いませんでしたね!
税務調査とは、会社に出向き税務申告が正しく行われているかを確認することです。税務調査に来られて喜ぶ人はいません。怒鳴られる、文句を言われる、嘘をつかれることもあります。
真実を言っているのかいないのか?誰の言うことも信じられなくなり疲れてしまいました。
仕事とプライベートは別物と割り切れば良いと分かっていても私にはうまくできず。向いてないですね。
税務調査に行くたび、自分の好きなことを仕事にしている会社の社長がすごく羨ましかったです。私も自分の好きな仕事をしたい!とずっとずっと思っていました。
他にやりたいことがある。
仕事内容も自分に合っていない。
私が公務員を辞めた理由です。シンプルですね。
公務員を辞めて後悔したこと
ありません。2023年で退職して8年経ちますが、後悔したことはないです。もう1度やりたいと思うこともありません。
強いていうならもっと早く辞めてもよかったな、くらいですね。
公務員を辞めたいと思ったらどうすれば良いか
公務員を辞めたいと思ったら、まずは下記をやってみてください。
- 辞めたい理由を整理する
- 公務員でいることのメリットデメリットの比較
自分の気持ちを整理すること、自分の職場環境を客観的に見ることで、退職する・しないに関わらず後悔のない選択ができると思います。
辞めたい理由を整理する
漠然と辞めたいなと思っただけで退職すると後悔する可能性大です。
「辞めたい」と思っている理由を1つずつ整理してよく考えましょう。
まずは辞めたい理由を書き出してください。
例えば
- 人間関係が辛い
- 仕事がつまらない
- 他にやりたい仕事が決まっている
書き出した理由について改善できそうかを考えてみてください。
上記で挙げた理由の場合は、、、
・人間関係が辛い→異動で一緒に仕事をする人が変わるかもしれない
・仕事がつまらない→他の部署の仕事ならやってみても良いかも
このように退職しなくても解決できる可能性があります。
改善できるなら続けられそう、と思った人は上司に申し出るなど改善に向けて行動しましょう。
理由が他にやりたい仕事が決まっているという場合は公務員でいる限り改善できないので退職しましょう。私の場合はこれです。
公務員でいることのメリットデメリットを比較する
あなたが辞めたい、と思っていても一般的には恵まれている公務員。
公務員でいることのメリットとデメリットを比較して退職してもよいか考えてみてください。
一般的に言われるメリットとデメリットはこんな感じですね。
メリット
- 安定している
- 社会的信用が高い
- 福利厚生が充実している
デメリット
- 給料が安い
- 公務員以外の仕事で役立つスキルが身につかない
- 副業ができない
挙げたメリットとデメリットを比較し、公務員でいることのデメリットの方がが大きければ退職しましょう。私の場合は副業ができないことが他の何より圧倒的デメリットでした。
退職するという結論に至れば退職に向けて準備を進めましょう。可能であれば在職している間に転職先を決めたり、自営業の準備をしておくのがベスト。
そして退職の申し出は確固たる意志を持ってからにしましょう。退職を迷っている時点で上司など会社の人に相談すると、場合によっては引き止められて気持ちが揺らいでしまう可能性があります。退職は他人の意見に左右されず、自分で考え決断してください。
ちなみに私は転職先が決まっていないまま退職を申し出ました。
在職しながら転職活動を行うのは時間的に無理があったこと、当時21歳だったので未経験でも転職しやすいと思ったことから転職先を決める前に直属の上司に申し出ました。
考えなおすよう言われるかも、いや退職の意思だけは固いぞとドキドキしながら申し出ましたが、上司は私の強い意志を尊重してくれたので、引き止めなどはありませんでした。
公務員を辞めたいと思ったら
- 辞めたい理由を整理する
- 公務員でいることのメリットデメリットの比較
まとめ
公務員を辞めた後の人生は意外にも毎日楽しいです。
人生終わりどころか新たなスタートだと感じました。
公務員を退職するならできるだけ若いうちが良いです。大したスキルがなくても20代なら未経験転職もできます。
しかし年齢に関わらず、辞めたいと思っているならまずは自分の気持ちを整理しましょう。
もったいないなどと言ってくる人はいるかもしれませんが、他人はあなたの人生の責任をとってくれる訳ではありません。
自分の人生は自分で決めましょう。
あなたにとってベストな選択ができることを祈っています。
- 公務員を辞めた後の人生は楽しい
- 他の仕事がしたかった・仕事内容が合わなかったので辞めたが後悔なし
- 退職は自分でよく考えて決断すること